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ベアリングの対応にも対応!モーター修理のプロが教える4つのポイント

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ベアリングの対応にも対応!モーター修理のプロが教える4つのポイント

ベアリングの対応にも対応!モーター修理のプロが教える4つのポイント

2023/09/11

モーターの故障原因のひとつとして、ベアリングの劣化が挙げられます。ベアリングの異音や振動を感じた場合は、すぐに対応しなければなりません。しかし、ベアリングのみの交換では、問題の根本的な解決にはつながりません。そこで、本記事では、ベアリング修理のプロが教える、モーター修理における4つのポイントをご紹介します。ベアリング修理を含め、長く使えるモーターを維持するために、ぜひ参考にしてください。

目次

    ベアリングの選び方

    モーター修理において、ベアリングを適切に選ぶことは非常に重要です。ベアリングは、回転部品に使用される部品であり、回転部品が摩耗してしまわないようにするために不可欠な存在です。ベアリングを適切に選ばないと、モーターが正常に稼働せず、不良品が出荷されてしまう可能性があります。 ベアリングを選ぶ際には、まず回転数や負荷などの要件を把握し、それに合わせたベアリングを選定することが大切です。また、使用環境や温度などによっても適切なベアリングが異なります。例えば、高温環境では、耐熱性のあるベアリングを使用しなければなりません。 さらに、ベアリングの種類や形状も選ぶ際に考慮すべき点です。軸受の種類には、球状のもの、円柱状のもの、テーパー状のものなどがあります。また、形状によって、自動調心性能が優れたものや、特定の負荷に強いものがあります。そのため、モーターの要件と環境に合わせて、適切なベアリングを選ぶことが必要です。 ベアリングは、モーター内の一部ですが、稼働に必要不可欠な部品です。適切なベアリングを選ぶことで、モーターの性能を最大限に引き出すことができます。

    ベアリングの取り外し方法

    ベアリングは回転部品の内部に設置される部品のため、モーター修理には欠かすことができないものです。ベアリングを取り外すには、正確な方法と専用の工具が必要です。ベアリングを特定の位置に留めるために、止めナットや止めリングをはずし、取り外し用の抜き差し器を使用します。ベアリングを傷つけないように、適切な位置に抜き差し器を配置し、ハンマーやプレスを使用して、ベアリングをまっすぐに引き抜く必要があります。ベアリングの取り外しには力が必要な場合がありますので、安全作業のために保護具を着用し、作業の際には注意が必要です。ベアリングを取り外した後は、新しいベアリングを正確に装着するため、注意深くスペースや位置を確認してから、固定する必要があります。ベアリングの取り外しには、専門的な知識と技能を必要としますが、正確な取り外し方法を覚えることで、作業効率を上げることができるでしょう。

    ベアリングの清掃方法

    モーター修理において重要なのは、ベアリングの正しいメンテナンスと清掃です。ベアリングが正常に機能しない場合、モーターは劣化し、結果として故障する可能性があります。そのため、ベアリングをきれいに保ち、適切なメンテナンスを行うことが重要です。 ベアリングを清掃する前に、必ず手袋やマスクを着用してから作業を始めます。最初に、古いグリースや汚れを取り除くために、ベアリングを専用の溶剤に浸けてください。その溶剤と汚れを取り除くために、ベアリングを回転させると良いでしょう。次に、ハザード物質となる溶剤を十分に拭き取ってから、乾燥させます。 ベアリングに適切なグリースを塗布するときは、細心の注意が必要です。間違ったグリースを使うと、ベアリングに損傷を与えることがあります。また、グリースを塗布する際には、少ししか必要ありません。過剰なグリースは、ベアリング周りの汚れを引き寄せることがあり、最終的にベアリングにダメージを与えます。 以上の方法で、ベアリングをきれいに保つことができます。モーター修理では、ベアリングが正しく機能することが最も重要です。適切な手順を守り、ベアリングを適切に清掃し、メンテナンスを行うことで、モーターの寿命を延ばすことができます。

    ベアリングの交換タイミング

    モーター修理において、ベアリングの交換タイミングは非常に重要です。ベアリングは、回転部分の運動をスムーズにし、トルクを伝える役割を担っています。しかし、使用しているうちに摩耗や劣化が進み、トラブルの原因にもなります。そこで、ベアリングの交換タイミングについて考えてみましょう。 ベアリングの交換タイミングを決めるうえで重要なポイントは、使用状況により異なります。例えば、24時間連続運転している場合は短い間隔での点検が必要になります。一方、通常は数か月から1年程度の点検周期を設けることが一般的です。また、ベアリングの損耗具合を確認するためには、振動や騒音の増加、温度上昇が起こることがありますので、定期的な点検が必要です。 特に船舶用モーターなどは、過酷な使用環境下で稼働するため、ベアリングの損耗が早い傾向があります。そのため、しっかりとした点検、メンテナンスが必要となります。また、交換する際には適切なベアリングを選択することも重要です。適切なベアリング選択、適時点検と交換によって、安全で確実な運転を維持することができます。

    ベアリングメーカーの選び方

    モーター修理において、ベアリングの交換はよく行われる作業の一つです。その際、適切なベアリングメーカーの選択は非常に重要です。適正なベアリングを選べば、修理が長持ちし、再発防止にも繋がります。しかし、腕に覚えのない方はどのメーカーを選んでよいか迷いがちです。一般的には、日本メーカーのベアリングが高品質であるとされ、主にNSKやNTN、KYK、NACHIなどがあります。しかし、国産メーカー以外にも、外国メーカーの中でも高品質のものが存在します。SKF、FAG、TIMKEN、INAなどは品質が高く、世界中で愛用されています。今では通販により多くのメーカーの製品が入手可能ですので、選択肢は増えただけにより慎重な判断が必要です。修理に際してどのメーカーのベアリングを使用するかで、パフォーマンスに違いが生じることもあるので、ベアリングメーカーの選び方についてはしっかり考慮して作業に臨むべきです。

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